2023/02/17
敏感肌で悩んでいる人、肌が弱い人は、アロママッサージに不安を覚えますよね?
「肌に安心のアロマオイルはないですか?」「アトピー肌でもアロマテラピーを受けられますか?」
この記事では、このような心配と質問に答えます。
こんにちは。アロマテラピーメンタル講師・カウンセラーの白鳥志津子です。
今日のブログは、敏感肌とゆらぎ肌で悩んでいる人に安心してアロマテラピーを受けていただける内容になっています。
この記事を読むことで、サロンでのトリートメントオーダーの仕方がわかり、セルフケアでもアロマテラピーを安心して行うことができます。
敏感肌のあなたも、香りの効能で心と体を整えられますよ。
それではいってみよう!
敏感肌の人は、アロマトリートメントのマッサージオイルの材料である精油や植物油を選ぶときには十分に気を付ける必要があります。
また、特に肌の弱いと思われる人ばかりでなく、精油や植物油の自己認識はされておいたほうがいいでしょう。
なぜなら、アロマテラピーで使う精油(エッセンシャルオイル)は、濃度が非常に濃いものだからです。
一般の方の認識として、「自然のものだから安心ですよね?」といわれることがありますが、自然のものがアレルゲン(アレルギーの原因)になることはよくありますよね。代表的なのが花粉です。花粉は自然のものでしょう?花粉症というのは自然の植物がアレルゲンです。そのほかにも小麦アレルギーやそばアレルギーなどがあります。
だから、アロマテラピーは自然のものだから安心というのは、ちょっと理解が違いますね。
人によっては何らかの肌トラブルが出てしまうことがあります。
だからと言って、化粧品などのケミカルなものが安全かといえばそうではない。ケミカルな成分がアレルゲンになることもよくあります。
どういうことかといえば、アレルギーや肌トラブルは万人に起こり得るものだということです。
・・それならどうしたらいいの?
あとで述べるパッチテストをすることが危険回避につながりますが、ご自分の心と体への理解を深めておくことが大事になってきます。
ストレス過多でアレルギーが酷くなり肌トラブルに発展することもよくあるのです。
敏感肌の人だけでなく、すべての人に、以下のような観点で肌につけるものを選んでほしいと思います。
・・肌につけるものは口に入れても大丈夫か?
ナッツアレルギーの人がアーモンドオイルを口にしたらアレルギー症状を発生させますよね。肌につけても同じです。
アロマテラピーで使う精油や植物油は、自然そのままのものですが、アレルゲンになることがありうることを認識してください。
ところで、2月を過ぎるころに、今まで問題のなかったオイルや化粧品合わなくなってきたがということを耳にします。
一時的に肌のバリア機能が低下することをゆらぎ肌といいまして、季節の変わり目でとくにアレルギーの季節といわれる春先に出やすいのがゆらぎ肌による肌トラブルです。
肌のバリア機能が低下するので、乾燥が酷くなり赤みやかゆみが出てきます。もし、それを放っておいてかきむしってしまうとそこから細菌が入ってきて、慢性の皮膚炎を起こしてしまう原因にもつながります。
敏感肌の人は十分に気を付けるでしょうけれど、そうでない人もゆらぎ肌には気を付けたい季節が春先です。
また、冬から春へ移るときに、肌のかゆみが酷くなる人がいます。
そのようなときにかゆみを抑える精油を使うと効果的なのですが、それでもやはり濃度やキャリアオイルには十分に気を付けたいものです。
アロマテラピーを行う際に、パッチテストをしたほうが安心です。それでも、アレルギーの季節などは、今まで大丈夫だった精油や植物油に反応してしまうことがあります。
正直いって、このパッチテストを予防のために行うのは面倒です。
たいていはトラブルが出た時にその原因を調べるために行います。それでもやはり、パッチテストは重要だということは強調させていただきたいと思います。
パッチテストは皮膚の柔らかいところで試してくださいね。
次に、敏感肌の人がアロマオイルトリートメントをする際に注意したいことをあげておきます。
まずは、サロンでアロマトリートメントを行う場合です。
近頃かなり多くなっているのが、専門知識のない人がアロママッサージを行うパターンです。
そういう場合、以下の2つのパターンがあります。
どちらのほうが安全かといえば、ブレンド済みのオイルを選ぶところです。
なぜかといえば、このブレンドオイルは卸業者が安全なブレンドを作って卸していてそれをサロンで使うからです。
もちろん、それでも肌トラブルが出る場合もありますよ。
ですが、卸業者(メーカー)もまた仕入れて欲しいので、アレルギー反応には敏感です。安全性を考えて作っているはずです。
私が怖いなと思うのは、専門知識のない人が好きな精油を選んでブレンドする場合です。
・・精油は少量でも激しい反応を示すものも!
たとえば、「ラベンダーは一般的だし誰が使っても問題ないでしょ」と思っている施術者がいるのですね。
アロマテラピーを行うものは、解剖生理学や心理学を始め、心や体のこと、また病気のことなどを学び、適切なブレンドを処方できる訓練をします。正直言って難しいです。
もちろん、国家資格ではありませんので、この難しい学びをしなくても精油や植物油を商売にすることはできます。
ですが、フランスでは医療で使われるほどのもので、精油は薬局に売られているようなものです。
日本では雑貨扱いなので、軽く考える人が多いのも理解できますが、人の体を触る仕事をしているならば、きちんと学び、安全にクライアントに提供するべきです。
では一般の皆さんがどう見分けたらいいかといえば、
「アロマテラピー」または「アロマセラピー」とうたっているところは、アロマテラピストの訓練を受けていると思います。
ですが、「アロママッサージ」との表記であれば、その訓練は受けていない人だと思います。
これはあくまでも今のところです。
というのは、私は25年アロマテラピストとして、アロマテラピーサロンをやってきましたが、昔は「アロママッサージ」はアロマテラピストがやるものだと相場が決まっていました。しかし、今は香りのものを使ってマッサージすれば全部「アロママッサージ」または「アロマオイルマッサージ」なのです。
もちろん、これも間違いではありませんので、アロマテラピストの人たちは、声を大にして自分たちの得た知識や技術を主張してほしいと思います。
話はそれましたが、施術者がアロマテラピストなのかそうでないかは見分けて、安心して施術を受けて欲しいですね。
また、アロマテラピストは、こと細やかにカウンセリングをしますので、それも判断基準になるかと思います。
しかし、みなさんが自分の安全を守るためには、みなさん自身も以下のことに気を付けられるといいでしょう。
アロマテラピストなら、このようなことを伝えておくとブレンドに気を付けてくれますよ。
セルフケアするときは、アロマテラピストの指導のもとで行うのが一番です。
心や体の状態を把握したうえで、適切なレシピを考えてくれます。材料・濃度・使用時間・使用頻度などの説明やアドバイスがあると思います。
もし、ご自分で香りのいいマッサージオイルを購入してオイルマッサージを行うなら、二の腕や耳下付近の肌の柔らかいところでパッチテストをしてから行ってくださいね。
アロマテラピーは、基礎を学ぶと安心してご自分で処方ができます。
ご自分の健康のためはもちろん、「高齢の両親に何かやってあげたい」「子供の喘息やアレルギーのために何かしてあげたい」「薬を使わない生活をしたい」
このような思いを持った人が多くいます。
そのような優しい思いを安全に形にしてほしいので、アロマテラピースクールで基礎をきちんと学んでみることもおすすめです。
ちなみに、当社は、アロマテラピー商材のオンラインショップもありますので、どうぞご利用ください。
またショップのサイトにはレシピを載せていますが、一般的な濃度でのレシピです。心配な方はお気軽にメールをください。アドバイスいたします。
もう一つご案内を!
当社は、アロマテラピー商材の卸も行っていますが、アロマテラピーを学んだ方でお仕事をされている方限定とさせていただいています。
詳しくはお問い合わせください。
敏感肌の人やアレルギーのある人でも、アロマテラピートリートメントを受けることは可能です。
しかし、きちんとした訓練を受けたアロマセラピストのところで行うことが良いでしょう。
訓練を受けているかどうかの判断は、上記のとおりです。
ご自分でも、敏感肌であることやアレルギー体質であることは、事前に伝えましょう。
ご自宅で行う場合の注意点は以下です。
です。
アロマテラピースクールの詳細はこちらです。
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