2023/12/21
子育てが一段落すると、本当に自分の夢に向かって進みたいと考える方は多いですよね。さらに、お金のためでなく、自分にとって意義深い仕事に携わりたいという気持ちが芽生えます。その中で、アロマセラピストを選択肢として検討する人が増えています。
この記事では、「40代からアロマセラピストに転身できるのか?」という疑問に焦点を当て、具体的なステップについてお話ししていきます。アロマテラピーを趣味として学ぶこととは異なり、アロマセラピストになるためのプロセスやポイントについて詳しく解説します。また、40代という人生経験が、お客様の悩みに寄り添う力になります。
幸せは、真の自己と生活が調和する瞬間に訪れるものです。そのため、40代になっても、自分が本当にやりたかったことを諦めずに実現することが重要です。
目次
1.1 自分の夢に向かって進む重要性
1.2 アロマセラピストという新たな可能性
3.1 「40代からアロマセラピストに転身できるのか?」という疑問に答えます。
3.2 アロマセラピストになるための基本的なステップはコレ
第四章: アロマセラピストになるためのプロセスとポイントを紹介
4.1 趣味のアロマとプロのアロマセラピストになるための違い
4.2 成功のための具体的なポイントと注意点
第五章: 40代の人生経験がアロマセラピストに活かされる
5.1 年齢がもたらす強みとお客様へのアプローチ
5.2 人生経験を生かしてアロマセラピストとしてのキャリアを築く
40代に突入すると、恋愛や結婚、子育てを通して得た人生経験から、今までの価値観とは違う価値観が芽生えてきます。
人生の棚卸をする時期ともいえます。また、転職をするにしても新たな可能性を見出すのに遅すぎる年齢でもないですが、人生で最後の仕事、言い換えれば自分が“ずっとやりたかった仕事”に就く最後のチャンスが到来する時期ともいえます。
なぜなら、今までは子育てや結婚生活で自分のことを後回しにして生活してきたのではないでしょうか?また、独身の方は親御さんの敷いたレールから自ら離れる時期でもあるのです。
たとえば、小さなころ「自分の店が持てたらいいな」と思っていたのに、「そんなの無理」と諦めていつの間にかその夢すら忘れてしまっている、というようなことはありませんか?
もちろん、先ほど述べたように環境が許さない場合もあるかもしれません。
でも、もし、新たな自分を発見し、ずっとやりたかったことをやり始めるなら、40代は最適な年齢です。
この後は体力も知力も衰えが出てきます。物覚えも悪くなるし、エネルギーが湧き出てこないかもしれません。なので、自分らしく輝くための最後のチャンスです。
アロマセラピストは40代にとって魅力的な選択肢の一つです。
アロマセラピストは癒しの専門家として活動しています。今、心の暗闇や健康の悩みに悩む人々が多くいて、周りには相談できないまま苦しんでいる人たちは少なくありません。
もしかしたら、
アロマセラピストは香りと癒しの技術を駆使し、相手の人生に干渉することなく心を軽くし、体の疲れを緩和することができます。ストレスの解消や身体の調整を通じて、クライアントさんは新たな発見や挑戦に向かい、自ら変化していきます。
私は25年間、アロマセラピストとして多くのクライアントさんに接してきましたが、負のスパイラルに入り込んでいた方が、幸福の光を見出し、まるで雪だるまを転がすように幸せを大きくしていく様子を見ることが何よりも喜びです。このような喜びは何にも代えがたく、人の助けになることが自分の幸福に繋がることを強く感じています。
次に、アロマセラピストのライフスタイルについてお伝えします。
アロマセラピストは、仕事と生活の調和を図りやすい職業です。その中で一番大切なのは、仕事をしながら自分も癒され、健康になることです。
アロマセラピストが持つ様々な健康に関する知識は、自分や家族の実践にも役立ちます。単なるマッサージをするだけでなく、アロマテラピーを通して健康の問題や心の問題に寄り添いサポートする職業です。そのため、自身の健康上の悩みや美容の悩み、心の悩みの解決にも繋がります。
たとえば、私の家にも仕事場にも薬箱はありません。代わりに、精油などのアロマアイテムが私の薬箱です。
といった具体的なアロマの使い方が、実生活でも頼りになります。
アロマセラピストのライフスタイルは、仕事と個人の癒しを融合させ、健康と調和を追求することができる素晴らしいものです。これは40代から新しいライフスタイルを築く一環として、大変魅力的な選択肢だと私は思います。
なぜ、40代からアロマセラピストへの挑戦なのでしょうか?心の満足感や意味ある仕事を求める声が高まる中、アロマセラピストとしてのキャリアが輝きを放つ理由があります。
40代に突入すると、多くの人が人生の中でより意味深い仕事を求めるようになります。特に女性では顕著に現れます。子育てが一段落したからかもしれません。
「単なる生計を立てるだけではなく、心から充実感を感じたい」
アロマセラピストとしてのキャリアは、そのような女性の理想的な選択肢の一つです。
《物質的な報酬より高い満足感》
アロマセラピストとしての活動は、単なる経済的な報酬だけでなく、クライアントの心に触れることで得られる満足感や生きがいが非常に豊かです。
また、アロマセラピストはアロマトリートメントを通じてクライアントの肌に触れます。これはクライアントに対する単なるタッチ療法だけでなく、アロマセラピスト自身にもオキシトシンと呼ばれる幸福ホルモンを分泌させる手段なのです。
《自分の成長とクライアントとのつながり》
アロマセラピストとして働くことで、自己成長の実現が可能です。なぜなら、クライアントに頼られる自分を築くことができるからです。
《助け合いのサイクル》
アロマセラピストはクライアントの健康や幸福に寄与することで、自らも充実感や喜びを感じることができます。
《40代から始める新たな人間関係》
類は友を呼びます。あなたが人に役立つことの喜びを得ると、周りにも同じように人を助ける人が集まってきます。アロマセラピストとしてのキャリアは、さまざまな人との出会いや助け合いを通じて、人生に充実感をもたらします。
40代からアロマセラピストになることは十分に可能です。
あなたの年齢や人生経験は、アロマセラピストとしてのキャリアをスタートする上での貴重な財産です。アロマセラピストの世界は多様で包括的であり、あらゆる背景や年齢層がいますが、40代は格別です。
40代から始めることで、人生の豊かな経験や洞察をアロマセラピストとしての力に変え、クライアントに寄り添う独自のアプローチを築くことができます。
まずはアロマセラピストとしての基礎知識を身につけるため、専門のアロマセラピストスクールでカリキュラムを終了しましょう。各スクールで特徴があるので、自分が実現したいカタチと照らし合わせることが大切です。アロマセラピストスクールの選び方はこちらを参考にしてください。
≫アロマセラピストスクールの選び方:自分に合ったスクールを見つける
アロマテラピーの基本的な理論や香りの効果について学び、実践的なスキルを磨いてください。
実際の施術: 学んだ理論を実際の施術に落とし込むため、実地トレーニングや実績を積む機会を模索します。家族や友人に頼み、トレーニングの練習台になってもらいます。スクールによってはトレーニングの機会を提供しているところもあります。
これは、マッサージだけでなく。クライアントの接し方、コミュニケーションや個々のニーズに対応するスキルを向上させるものです。
《資格の取得》
アロマセラピストとしてのスキルを証明するため、関連する資格や認定を取得します。各スクールが発行していますので、問い合わせるとよいでしょう。
プロとしてのステップ: プロのアロマセラピストになるために、セラピストマインドやエチケット、専門的な知識を向上させ、プロフェッショナルを追求します。
アロマセラピストの範囲は広いので、常に勉強する姿勢が大事です。
40代からの新たなキャリアへの挑戦は、着実な学びと経験の積み重ね、そしてプロフェッショナリズムの向上に焦点を当てて勉強します。
40代であるからこそ、高いスキルを持ち、需要が高まるアロマセラピストとしてのキャリアのチャンスが広がるのです。
アロマセラピストになるための学びは、趣味のアロマとは次元が異なります。
趣味としてアロマを楽しむ場合、主に好みや香りの楽しみを追求することが中心です。一方で、プロのアロマセラピストになるための学びは、深い専門知識や臨床的なアプローチの習得が求められます。
《趣味のアロマ》
個人の好みやリラックス効果を追求することが主で、一般的な香りやエッセンシャルオイルの使用方法に関する基本的な理解があります。
《プロのアロマセラピスト》
アロマテラピーの理論や様々なエッセンシャルオイルの特性、およびそれらが人の心身に及ぼす影響について深く学びます。
なぜなら、プロのアロマセラピストは、クライアントに対して個別のアプローチを提供するため、クライアントの健康状態やニーズに合わせたブレンドを作成するスキルを身につける必要があるのです。
ですので、難しいと感じる人が多くいらっしゃるのです。
40代からプロのアロマセラピストを目指し、成功する秘訣は、限られた期間で集中的に学ぶことです。専門のカリキュラムを半年未満で修了することをお勧めします。
なぜなら、人生経験が豊富であるがゆえに、思考の妨げが出やすいからです。
どのような妨げがあるかというと、それは自らが進む道を阻むことがあります。
例えば、「これで本当にプロになれるのだろうか?」など、難しい段階に差し掛かると、そのような疑念が頭をもたげ、挫折してしまうことがあるのです。
2~3年かけて隙間時間に学ぶよりも、短期間に一気に目標を達成することが、プロへの迅速な近道です。プロになった後も学ぶべきことは多いため、基礎をしっかりとかつ短期間に集中して身につけましょう。
考えてみてください。人生の経験が豊富な方にこそ、人生の悩みについて相談したくなりますよね。特に仕事以外の悩みを共有する相手を求めるなら、それは40代以上の方が適していると言えるでしょう。
なぜなら、40代以上なら人生の厚みを理解してくれそうだからです。
もちろん、年齢だけが重要なわけではありません。それに加えて、人間力が備わっていなければなりません。
私たちのアロマテラピースクールでは、カウンセリングのスキルも学ぶことができます。このレッスンでは、心の奥深い部分にアプローチする技術を磨くのですが、若い生徒さんには少しハードルが高いようです。逆に40代以上の方が、レッスンの意図を理解し、効果的に学びを得ることができるようです。人の心を理解し始めるのが40代以上なのかもしれませんね。
40代でアロマセラピストを目指すことは素晴らしい目標であり、自分を豊かにする素晴らしい選択です。この仕事を通じて自分の人生を充実させ、人をサポートし、感謝される経験をすることが自信となります。アロマセラピストとしてのキャリアは本当に素晴らしいものです。
最初の一歩は、アロマセラピストを養成しているスクールに足を踏み入れてみることです。
スクールは通常、体験レッスンを提供しており、そのスクールが自分のキャリアの基盤を築くのに適しているか確認できます。早めに学びを始めることが大切です。思い立ったら即実行しましょう。繰り返しますが、40代においては、自分の思考が妨げになる前に実行することが肝心です。
みなさまが素敵なアロマセラピストになり、多くの人をサポートして成功することを楽しみにしています。
《アロマテラピーを行う際の注意点》
これらの注意点を守り、アロマテラピーを安全に楽しんでください。
~この記事を書いた人~
白鳥志津子
アロマテラピー専門家、自然療法家、リフレクソロジスト、カウンセラー、睡眠アドバイザー、不登校セラピスト
1998年に自身のアロマテラピーサロンラシエスタを開業し、翌年アロマテラピーの専門家を育てるアロマテラピースクールを開校。
多くのアロマセラピストを育てるとともに、第一線でクライアントのセラピーにあたる。
ストレスマネジメントを提唱し、アロマテラピーにとどまらず、食事や睡眠、運動の重要性を説いています。
ブログでは、実践的なストレス解消法やリラクゼーションテクニックに加えて、健康的な食事のアイデアや睡眠の改善方法、効果的な運動プログラムについても積極的に情報発信しています。
幅広い視点からのアプローチで、読者の心と体の健康をサポートするための具体的なアドバイスやヒントを提供しています。
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