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睡眠用おすすめアロマテラピー

 

「睡眠用のおすすめアロマを教えて」と相談されることがあります。睡眠に関して少なからずトラブルを抱えている人は多いようです。

 

私も酷い睡眠障害から解放された一人ですので、その辛さはよくわかります。また、寝られるけど眠りが浅い感じがするという人はさらに多くなります。

 

今回は熟睡するために選びたいおすすめアロマテラピーをまとめました。

熟睡できない原因によって、アロマテラピーのおすすめが違ってきますので、少々長くなりますが、お付き合いください。 

 

以下のような内容で書いていきます。

  • これが唯一のおすすめ!というアロマテラピーは存在しない理由
  • タイプ別で考える睡眠用おすすめアロマテラピー
  • アロマテラピーの考え方

これが唯一おすすめ!というアロマテラピーは存在しない理由

今回のテーマである「睡眠」にしても、ほかの目的でも、「これですよ」という唯一のものは存在しません。

 

なぜなら、熟睡できない理由は人それぞれ違うからです。たとえば、以下のような原因が考えられます。

  • 冷え
  • 老廃物のため込みすぎ
  • 寝る前のアルコールやカフェイン摂取
  • 寝る前のスマホ使用
  • 疲れすぎ
  • 気になることが頭から離れない
  • 暑さや寒さ
  • 湿度
  • 怒り
  • 生理周期など

 

一つの原因ばかりではありません。複合要素の場合も多いです。

 

自分の熟睡できない原因がどれに当たるかを考えてみることですが、複合要素の場合は見当をつけるのが難しいので、プロのアロマセラピストに見てもらうか、3か月くらい日記を書いて振り返ってみるのもよいでしょう。長い間不眠に悩んでいるなら、日記は有効です。

 

原因を一つ一つ解消していくことで熟睡できるようになります。

 

たとえば、「冷え」が原因であれば、温める作用のあるアロマを使います。おすすめは、ジンジャーとか、ジュニパーとか、ローズマリー。

 

アロマテラピーをご存じの方は、「えっ、ローズマリー使ったら目が覚めてしまうのでは?」と思われることでしょう。覚醒作用があるのがローズマリーですから。

 

しかし、冷えで眠れない、または、老廃物のため込みすぎで眠れないときは、原因解消に役立つローズマリーでぐっすり眠れるのです。

 

私の施術でも、ローズマリーを使ってグーグーと眠られている方、けっこう多いです。

 

このような理由から、「睡眠にはこれが唯一おすすめ!」というアロマテラピーは存在しないということです。

 

では、アロマテラピー初心者はどうやって選べばいいかということですけど、知識がなくても嗅覚が教えてくれます。

 

たとえば、睡眠に良いとされているラベンダーの香りを嗅いで、「あまり心地よくない」と思えば、あなたの睡眠にラベンダーは有効ではないということです。

 

ですが、眠りにつく前に一つ一つ香りを確認していては、寝る時間が奪われますので、次に、タイプ別にこういう精油がおすすめというのを書いていきます。

 

タイプ別で考える睡眠用おすすめアロマテラピー

冷えのときのおすすめアロマ

冷えているときは、血行促進作用や温める作用のある精油(アロマ)を選びます。上で述べたように、ローズマリーやジュニパー、ジンジャーなどがおすすめ。

 

冷えているかどうかがわからない場合は、足首とふくらはぎを触ってみてください。手より冷たければ冷えています。

 

マッサージオイルを作って、足首からふくらはぎに塗り込んで寝ます。

《参考レシピ》

-マッサージオイル

  • 太白油30ml
  • ジンジャー3滴
  • ジュニパー3滴
  • ローズマリー1滴
  • マジョラム3滴
気になることが頭から離れないときのおすすめアロマ

この場合は、日中もずっと考えていると思うので、脳を休ませなければいけません。

 

マジョラムやクラリセージ、イランイランなどがおすすめ。

 

ただし、クラリセージとイランイランの使用量が多すぎると、気分が高揚して眠れなくなりますのでご注意ください。また、オレンジスィートなどもよいでしょう。 

 

使い方は、枕元に香りを垂らすのがおすすめです。

老廃物のため込みすぎのときのおすすめアロマ

運動をあまりせず、おやつが多く、座りっぱなしの仕事の人に多いのがこのタイプ。この中には、健康体重をオーバーしている人もかなりいます。 

 

この場合、運動を始めると眠れるようになりますが、なかなかできない人はアロマテラピーに頼りましょう。

 

グレープフルーツ、ジュニパー、ゼラニウムなどがおすすめの精油です。出来れば、アロマサロンでリンパを流してもらうマッサージを受けるとよいですね。 

 

自宅療法としては、上記の精油を入れたアロマバスで発汗させて、最後に水シャワーを浴びる方法がおすすめ。水シャワーがつらい方は、ふくらはぎ下だけでも大丈夫です。

 

《参考レシピ》

-入浴剤

  • 天然塩10g
  • グレープフルーツ1滴
  • ジュニパー2滴
  • ゼラニウム2滴

 

寝る前のスマホ使用のときのおすすめアロマ

これは、寝る前にスマホを使わなければよいだけの話ですが、家庭と仕事を両立する忙しい女性の場合、夜のスマホで一人時間を楽しんでいる方も多いでしょう。

 

こういう場合特におすすめなのが、ローズウォーターのアイパックです。

 

ローズの鎮静冷却作用と毛細血管強壮作用で、酷使した目の筋肉がほぐされ、血行が改善されます。また、ローズの催淫作用により、考えごともいつの間にかふわっと消えていくのでおすすめです。

 

《ローズウォーターアイパックのやり方》

  1. コットン3枚を用意して
  2. ローズウォーターをたっぷり浸す
  3. それを両目とおでこに乗せてそのまま就寝

このように、タイプ別で睡眠用のアロマテラピーのおすすめは違ってくるのです。

 

 

アロマテラピーの考え方

ここまで読んで、アロマテラピーに詳しい方なら、「睡眠用」ではなくて、目的別の精油選択ではないか?と思われたかと思います。

 

そうなのです、睡眠は体機能や脳を回復させるものです。その睡眠がうまく取れれば、たいがいのことは解消します。

 

しかし、なぜ眠れないかということを考えて精油を選択していくと、それぞれ自分の本質的な問題が見えてくるのです。

 

ということは、裏を返せば、おすすめアロマを使うと、睡眠の問題が解消されるだけでなく、あなたの根本的な部分の問題解消に有益だということです。

 

アロマテラピーで睡眠に有効といわれるのはラベンダーですが、なぜそのように言われるかといえば、ラベンダーの鎮静作用がとびぬけて高いからです。

 

精神と神経をリラックスさせて、筋肉をリラックスさせて、脳をリラックスさせる、たいがいこれで眠れるわけです。ですが、リラックスを促しても眠れない人もいます。

 

ですから、原因を突き止めた処方が必要ということです。

 

難しい話となりましたが、要するに、盲目的に「ラベンダー=睡眠」という考え方だけでは、本当に有益な処方はできません。

 

だから、「おすすめのアロマテラピーを教えて」と言われたとき、私は、その方の心身の状態を必ず聞きます。

 

でなければおすすめのアロマテラピーを教えてあげることができないからです。

 

アロマテラピーは、簡単なようで奥が深い。

 

もし、あなたがアロマテラピーを学んで、自分で処方できるようになりたいと思われたときは、お手伝いさせていただきます。

 

千葉県柏市にあるセラピスト養成アロマ・リフレスクールラシエスタ

開講時間:10時~22時(火曜日定休)

〒277-0852 千葉県柏市旭町2-1-11-A
電話:04-7142-8369

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